【ガンダム】コロニー落としの回数は?概要 破壊力 影響も徹底解説!

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コロニー落としとは「機動戦士ガンダム」ではおなじみの大量破壊を目的とした戦術である。

「ガンダム宇宙世紀(UC)シリーズ」の一年戦争、デラーズ紛争、グリプス戦役、ネオ・ジオン戦役で行われたコロニー落としと、第二次ネオ・ジオン抗争(逆襲のシャア)での隕石落とし(小惑星5thルナ・アクシズ落とし)の回数や概要について徹底紹介したいと思います。

コロニー落としの回数は4回!

ガンダムの「宇宙世紀シリーズ」の公式作品で、コロニー落としは地球に3回、月に1回の計4回描かれています。
4回のコロニー落としについて紹介してみたいと思います。

地球連邦軍はティアンム提督率いる第四艦隊を出撃させアイランド・イフィッシュとそれを護衛するジオンのドズル艦隊を迎え撃つがジオンの核攻撃で戦力の70%を失う大敗北を喫する。

この攻撃と二次被害(気候変動や津波)で地球では23億人が犠牲となりました。

余談だが、「機動戦士ガンダム」(ファーストガンダム)第8話「戦場は荒野」で、ペルシアとコーリーの母子が目指したセント・アンジェはこれにより壊滅、跡地が湖になっていたという描写が描かれていた。

一年戦争終結から3年後に勃発したジオン公国軍の残党デラーズフリートによる「星の屑作戦」でもコロニー落としが実行された。

コロニー再建計画で移送中のアイランド・イーズアイランド・ブレイドを奪取、月のフォン・ブラウン市へコロニーを落とすと見せかけ地球連邦艦隊を月へ誘導。

フォンブラウン市はコロニー落着を防ぐためにコロニーの推進機をを点火させるが地球軌道へと乗ってしまう。

月へおびき出されて推進剤を使い果たした地球連邦艦隊は追尾が不可能となる。

バスク・オム大佐率いる連邦艦隊が地球落着前にソーラシステムⅡでコロニーの破壊を目論むがデラーズフリートのアナベル・ガトー少佐らの猛攻で十分な照射ができず、北米大陸に落着してしまいます。

当初ジャブローを狙った作戦と思われていたが、デラーズ・フリートの目標は北米大陸の穀倉地帯の破壊でした。
これにより地球の食料自給率を下げ、食料供給のスペースコロニーへの依存度を上げることで地球連邦政府に対するスペースノイドの発言力を強化することにありました。

グリプス戦役時(UC 0087年)

アポロ計画で占領した月面都市フォン・ブラウン市をエゥーゴに奪還されたティターンズは、一気にエゥーゴを殲滅するべくエゥーゴの本拠地グラナダへのコロニー落としを画策する。

ティターンズ艦隊の指揮官ジャマイカン・ダニンガン少佐は無人コロニーであるサイド4の27バンチコロニーをグラナダへ向けて落下させるが、シロッコの密告により情報を得たエゥーゴが素早く対応、グラナダから180kmほど離れた地点に落着して失敗に終わった。

ネオ・ジオン将校マシュマー・セロの部隊がネオ・ジオンの力を誇示するためにアイルランドのダブリンへコロニー落としを実行、ダブリンは壊滅的な被害を被る。

コロニー落としをした理由については、ハマーンの不在を見計らってエゥーゴがアクシズ攻略作戦を実行したことへの報復だったという説もある。

今回のコロニー落としでは落着後もしばらくコロニーが原型をとどめたまま直立するという描写になっており、ブリティッシュ作戦や星の屑作戦との破壊力の違いについては公式に説明されていない。

第二次ネオ・ジオン抗争時の隕石落とし(UC 0093年)

映画「逆襲のシャア」で描かれた「第二次ネオ・ジオン抗争」ではスペースコロニーではなく、隕石落としが描かれている。

シャアは地球の重力に魂を縛られた人類を粛正するために小惑星「5thルナ(フィフスルナ)」および核兵器を積み込んだ「アクシズ」を地球に落下させ、核の冬で地球を寒冷化させてしまおうという恐るべき作戦を計画します。

小惑星5thルナ

シャア・アズナブル(キャスバル・ダイクン)が総帥を務めるネオ・ジオンは小惑星5thルナを占拠、当時地球連邦本部が置かれていたチベットのラサへの落下を決行する。

ブライト・ノアアムロ・レイが所属する地球連邦軍外郭部隊「ロンドベル」は落下の阻止を図るが核パルスエンジンの破壊に失敗、さらにサイド2からのレーザー攻撃も失敗に終わり5thはラサに落着、多くの市民が犠牲となった。

アクシズ落とし

ラサへの隕石落とし後、ネオ・ジオンと連邦政府は和平交渉を行う。

ネオ・ジオンは武装解除、アクシズを買い取ったうえ本拠地のスウィート・ウォーターまで自分たちの艦隊で輸送するという条件でまとまるがこれは偽りで、艦隊を二手に分けて片方の艦隊は武装解除地点だったはずの連邦軍基地ルナツーで連邦艦隊を騙し討ちにして殲滅しルナツーを占領、シャアが率いる本隊はアクシズを占領してしまう。

ルナツーに格納されていたか核兵器をアクシズへ移送したうえ核パルスエンジンに点火、アクシズを地球の落下コースに乗せるがロンドベル隊の活躍でアクシズは2つに分断、そのうちのアクシズ後部は爆発の威力が強すぎたためもはや地球への落下が阻止できない状態になった。

しかしアムロが登場するνガンダムのサイコフレームが地球圏全人類が共有した危機感を集積→物理的パワーに転化した「サイコ・フィールド」によってアクシズは地球への降下軌道から逸れ、アクシズ落としの阻止に成功する。

この戦闘でアムロ・レイとシャア・アズナブルは行方不明になる。

コロニーの大きさは?

スペースコロニーという構想はアメリカのプリンストン大学教授ジェラルド・オニールが学生たちとのセミナーの中で誕生した実際に存在するアイデア。

ガンダムではこのスペースコロニー構想のアイデアのうち、シリンダー型の「島3号」をベースにしている。

ガンダム世界の地球連邦のコロニーは「直径6.5㎞、長さ30㎞以上、2分で1回転し外周部に発生させて重力は地上の重力の90%」という設定だそうです。

直系6.5kmのシリンダー型のコロニーが時速600kmで回転している計算になる。

コロニーの半分が窓になっているところから、居住区域の面積は約300平方キロメートルと推測できる。

コロニー落としの威力は?

機動戦士ガンダムの「ブリティッシュ作戦」でのコロニー落としを例に挙げて破壊力を説明します。

オーストラリア・シドニーに落下したコロニー前部が厚さ10kmの地殻を貫通し、9.5の大地震と津波を発生させた。

破壊力はヒロシマ型原爆約300万発分6万メガトン~30万メガトン級(ソーラ・レイ照射1万日~20万日相当)と言われ、地球の自転が1.2秒早められたくらい地球へ悪影響を及ぼした。

コロニー落としで直接原因で亡くなった人数は23億人と言われているが、その後の地球への環境被害で亡くなった人数を加えると総被害者数は約40億人と言われている。

コロニー前部だけでこの威力なので分断されずにそのままの質量で落着した場合の破壊力は計り知れないだろう。

まとめ

●ガンダム世界の宇宙世紀において、コロニー落としは地球に3回、月に1回の計4回実行されている。

●シャア・アズナブルはスペースコロニーではなく小惑星「5thルナ」と「アクシズ」落としを目論み、5thルナは地球連邦本部のあるラサに落着し大きな被害を出したが、アクシズはアムロ・レイらロンドベル隊の活躍などで地球への落着は退けられた。

●スペースコロニーは「直径6.5㎞、長さ30㎞以上、2分で1回転し外周部に発生させて重力は地上の重力の90%」という設定。

●コロニー落としの破壊力はヒロシマ型原爆約300万発分、6万メガトン~30万メガトン級(ソーラ・レイ照射1万日~20万日相当)と言われている。

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