【ガンダム】月面基地「グラナダ」と ジオン公国軍・突撃機動軍を徹底解説!

エンタメ

「機動戦士ガンダム」に登場する月面都市兼ジオン公国月面基地「グラナダ」

一年戦争時にはキシリア・ザビ少将率いる「突撃機動軍」の本拠地として、宇宙要塞「ア・バオア・クー」「ソロモン」とともにジオン本土防衛ラインの一角を担う重要拠点となっていた。

そんなグラナダと、グラナダに司令部を置いていたジオン公国軍の「突撃機動軍」についてリサーチしてみました。

ガンダム世界・月面基地グラナダの概要

後にジオン本国となるサイド3建造の際に必要な物資を供給する為に作られたされた月面第二の都市。
月の裏側(サイド3側)に位置し、クレーターを利用して建設されている。

サイド3の建設時代から数々の労働者が往来していた事もありジオン関係者も非常に多く「親ジオン」である。

一年戦争時はキシリア・ザビ少将率いる宇宙突撃機動軍の本部として、ジオン本土防衛ラインの一角を担う重要拠点となった。

またジオニック社の生産拠点が同基地に入っており、兵器工場やテスト場なども備えて兵器開発工場の役割も果たしていた。

一年戦争では戦場となることはなく、グラナダでジオン共和国と地球連邦軍の終戦協定が結ばれた。

一年戦争が終結するとグラナダは地球連邦に返還され、ジオニック社などのジオン系企業は戦後にAE(アナハイム・エレクトロニクス)社に吸収合併される。

グラナダ基地・突撃機動軍の編制

司令官 キシリア・ザビ少将
基地司令 ルーゲンス少将
グラナダ艦隊司令 ノルド・ランゲル少将(反ザビ家)
参謀 キリング大佐(ギレン・ザビ派)
チベ級重巡洋艦グラーフ・ツェッペリン艦長 フォン・ヘルシング大佐

突撃機動軍とは、ジオン公国軍のうちキシリア・ザビ少将麾下の軍隊。
「特殊部隊」が多く、MS戦を重視した部隊編成なのがわかる。

地球進攻作戦(地球方面軍)も、部下のマ・クベや弟のガルマ・ザビが地球上の要所を制圧しており、実質的に地球の占領地域は突撃機動軍管轄化といってもよい。

地球方面軍

【司令官】
ガルマ・ザビ大佐

THE ORIGINでは地球方面軍司令官はマ・クベでガルマは北米方面軍司令官となっている。

シャアの策略により、乗艦のガウ攻撃空母を中心とした攻撃部隊の背後からホワイトベース隊の一斉掃射を受け全滅、ガルマも戦死した。

ジャブロー攻撃軍

【司令官】
ガルシア・ロメオ少将

シャアからの情報に基づき自らMAアッザムに搭乗し大部隊を率いてジャブローを強襲。

しかし連邦軍の罠にかかり工事区画に誘い込まれ、落盤でアッザムもろとも岩盤に押しつぶされ戦死。攻撃軍も壊滅した。

この敗戦でジオンは多くのモビルスーツを失い、敗戦を早めたと言われている。

オデッサ基地/ソロモン救援艦隊

【司令官】
マ・クベ大佐(THE ORIGINでは中将)

【副官】
ウラガン中尉

【ソロモン救援艦隊作戦参謀】
バロム大佐

最初はオデッサ基地の司令官として鉱物資源をジオンへと送り続けていたが、連邦軍の「オデッサ作戦」でオデッサ基地が陥落するとグラナダへ帰還。

地球連邦軍のソロモン攻略戦の際はグラナダより救援に向かった急編成の部隊の司令官となり、ソロモンより逃れてきた兵力の回収等を行う。

その後、マ・クベはシャアへの対抗心からテキサスコロニーでアムロのガンダムとMSギャンで交戦の末戦死。

バロム大佐は乗艦チベを連邦軍のワッケイン少将(THE ORIGINでの階級)乗艦のマゼラン級戦艦に攻撃され戦死。

ウラガンはデラミン艦隊の指揮下に入りワッケインと交戦中のバロムの救援に向かうがホワイトベース隊と交戦の末、乗艦を撃破され戦死。

シャア部隊(マッドアングラー隊・独立第300戦隊)

【司令官】
シャア・アズナブル大佐

元々ドズル中将麾下の宇宙攻撃軍・少佐だったが、ガルマ大佐戦死の責任を取らされて宇宙攻撃軍を除隊されたシャアはキシリアに拾われて突撃機動軍の中佐として復帰。

その後大佐へ昇進し、マッドアングラー隊指揮官を経て独立第300戦隊指揮官としてホワイトベース隊を追撃する。

海洋部隊マッドアングラー隊

海上・沿岸部での作戦に従事。
連邦軍のベルファスト基地、ジャブロー攻略戦に参加。
旗艦は潜水艦「マッドアングラー」。

【副官】
フラナガン・ブーン大尉
【隊員】
アカハナ少尉

コーカ・ラサ曹長
ボラスキニフ曹長
カラハ曹長
マーシー
ゴダール
リー・ホワンなどが所属。

ニュータイプ部隊(独立第300戦隊)

ジャブローからホワイトベース隊を追尾。
トクワン大尉率いるMA試験部隊が後にシャアのニュータイプ部隊に編入されて編成。

旗艦はザンジバル級機動巡洋艦「ラグナレク」。

【副官】
トクワン大尉(※トクワン戦死後はマリガン中尉)
【隊員】
シャリアブル大尉(ニュータイプ)
シムス中尉
バタシャム中尉
ララァ・スン少尉(ニュータイプ)
デミトリー曹長

宇宙海兵隊

【司令官】
アサクラ大佐
【司令官代理】
シーマ・ガラハウ中佐
【副官】
コッセル大尉

通称「シーマ艦隊」で知られている。
アサクラ大佐は名前だけの司令官だったので実質シーマが司令官だった。
旗艦はザンジバル級機動巡洋艦「リリーマルレーン」

ジオンの汚れ仕事を一手に請け負っており、一年戦争時のブリティッシュ作戦でサイド2のコロニーへ毒性のG3ガスを注入し移住者を虐殺した。

シーマはこの毒ガス攻撃については上官から催眠ガスと聞かされていた。このことが原因で精神を病んでいき0083のときのような残忍な性格に変貌したものと思われる。

シーマ艦隊は「汚れ仕事」のすべての責任を押し付けられ、一年戦争終結時にアクシズへの亡命を拒否され、また故郷であるサイド3マハルもソーラレイとして使用されたため帰る場所を失い、一年戦争後は宇宙海賊化した。

黒い三連星

正式名称は突撃機動軍第7師団第1MS大隊司令部付特務小隊。
ガイア大尉、オルテガ中尉、マッシュ中尉の3人からなる。

MS3機が一列になって突撃し連携攻撃を仕掛ける「ジェットストリームアタック」を得意とする。

ルーム戦役でレビル将軍の旗艦「アナンテ」を撃沈しレビルを捕らえるという手柄を立て出世。

オデッサ作戦でマ・クベの助っ人としてヨーロッパ戦線へ送り込まれるが、ホワイトベース隊と交戦、3人ともアムロのガンダムに撃破され戦死する。

サイクロプス隊

少数精鋭の特殊部隊で隠密任務を遂行する。
地球連邦軍の新型ガンダムNT-1の強奪作戦「ルビコン計画」に従事するも全滅する。

【指揮官】
キリング大佐
【隊長】

ハーディ・シュタイナー大尉

【隊員】
ミハイル・カミンスキー中尉
アンディ・ストロース少尉
ガブリエル・ラミレス・ガルシア曹長
バーナード・ワイズマン伍長

キマイラ隊

キシリア・ザビ少将麾下のあらゆる部隊からトップエースの実を招集して結成された「特別編成大隊」。正確にはニュータイプの素質を持ったエースパイロットを集めた部隊。

最新鋭MSのゲルググを中心に配備された。
旗艦はザンジバル級機動巡洋艦「キマイラ」。

【指揮官】
ヒュー・マルキン・ケルビン大佐(突撃機動2軍・情報統括局局長)

ジョニー・ライデン少佐(「真紅の稲妻」の異名を持つ)以下
デビット・チェイスマン少佐
ジャコビアス・ノード大尉
ジェラルド・サカイ大尉
マッキ・ヴィスコンティ大尉
トーマス・クルツ中尉
マイヤー・メイ中尉
ガーニム・ムフタール中尉
エメ・ディプロム中尉
クリストパル・ラザフォード中尉
ハインケル・バッツ中尉
ユーマ・ライトニング中尉
ヒエン・アナブキ中尉

などが所属する。

ノイジー・フェアリー隊

ジオン公国軍の女性のみで編成された特殊部隊。

【指揮官】
キリー・ギャレット少佐
【隊員】
バルバラ・ハリリ中尉(副隊長)
アルマ・シュティルナー少尉
ミア・ブリンクマン技術少尉
ヘレナ・ヘーゲル曹長
イルメラ・グルーバー軍曹

グラナダ(マレット)特戦隊

キシリア・ザビ直属部隊。
テストパイロットで構成されている。

【指揮官】
マレット・サンギーヌ大尉
【隊員】
ユイマン・カーライル中尉
リリア・フローベール中尉
ギュスター・パイパー中尉

マッチモニード隊

キシリア直属の局地戦戦技研究特別小隊。
ドムのみで構成されている。

連邦軍やジオン軍内部の反ザビ家派への諜報や謀略などと、ザビ家の反対派の監視が任務。実質キシリアの私兵集団。

【隊長】
ニアーライト少佐
【隊員】
タイソン
サカキ

闇夜のフェンリル隊

MSのみで構成されている特殊部隊。
正規部隊では遂行困難な特殊任務を遂行する。
ニューヨーク、カリフォルニアベース攻略戦で活躍。

その後、オデッサ防衛線、ジャブロー攻略戦に参加。
北米防衛線後、アフリカへ脱出。
それ以後の消息は不明となる。

【指揮官】
ゲラート・シュマイザー少佐
【隊員】
ル・ローア少尉
シャルロッテ・へープナー少尉
ソフィ・フラン少尉
サンドラ少尉
リィ・スワガー曹長
マット・オースティン軍曹
レンチェフ少尉
マニング軍曹
ニッキ・ロベルト少尉

月面第一の都市「フォン・ブラウン」

月面第一の都市で月面の地球側のクレーターに建造された。グラナダとは反対方向になる。
「アメリカ宇宙開発の父」として知られるヴェルナー・フォン・ブラウン博士の名前にちなむ。

月面最初の都市で人口は約5千万人と言われている。
アメリカのアポロ11号の船長であるアームストロングが人類で初めて月に降り立った場所でもある。

地球連邦寄りだった都市で、スペースコロニー建造の資源採掘基地が前身でサイド3以外のコロニー建造に資源を供給した。

しかし1年戦争開戦時にジオン公国に占領されてしまう。

アナハイム・エレクトロニクス社フォン・ブラウン工場が存在し、数多くのモビルスーツがここで開発・製造されている。

グラナダまとめ

サイド3建造の際に必要な物資を供給する為に作られたされた月面第二の都市。

●一年戦争時はジオン公国のキシリア・ザビ少将率いる宇宙突撃機動軍の本部として、ア・バオア・クー、ソロモンとともにジオン本土防衛ラインの一角を担う重要拠点となった。

●グラナダに駐屯している突撃機動軍は、ジオン公国軍のうちキシリア・ザビ少将麾下の軍隊。
「特殊部隊」「特務部隊」が多く、MS運用による戦闘、少数精鋭による強襲作戦を得意としている。

●ジオニック社の生産拠点が同基地に入っており、兵器工場やテスト場なども備えて兵器開発工場の役割も果たしていた。

●一年戦争終結時、グラナダにおいてジオン共和国と地球連邦軍の終戦協定が結ばれた。

 

タイトルとURLをコピーしました