「中尾山古墳」NHK歴史探偵 4月28日放送 奈良県明日香村の八角形古墳は文武天皇陵か?八角墳とは?文武天皇はどんなことをした天皇?古墳の場所はどこ?

4月23日に放映されるNHKの「歴史探偵」(出演・佐藤二朗)で、“飛鳥の八角形古墳”として奈良の「中尾山古墳」が紹介される。

2020年9月に奈良県・明日香村教育委員会と関西大学が調査した結果、墳丘が3段構造の八角墳で石敷きが3重に取り囲まれ、石室内部は壁に磨き上げた竜山石が使われ赤色の顔料も塗られている荘厳な造りである等々、その特徴から文武天皇陵の可能性が強くなった。

この中尾山古墳には約560トンの石が古墳に使われ、延べ約2万人が動員されたと推計される。

文武天皇陵を巡っては、1881年に当時の宮内省が中尾山古墳から約400メートル南の栗原塚穴古墳と定めており、現・宮内庁も文武天皇陵の変更の予定はないとしている。

八角墳とは?

「八角墳」とは名前の通り八角形の形をしている古墳を指しているが、八角形である意味については諸説ある。

①「中国政治思想説」
天皇の支配が八方に及ぶことを表したという説。中国「漢王朝」の思想。

②仏教思想説
仏教思想では八角形には魂を鎮めるという考えがある。

他に飛鳥地方で「八角墳」で知られているのは、御廟野古墳(天智天皇陵)、牽牛子塚古墳(斉明天皇陵)、野口王墓(現天武・持統陵)、束明神古墳(草壁皇子)などがある。

ちなみに天皇の玉座である「高御座」(たかみくら)も八角形である。

文武天皇とは?

飛鳥時代(在位697~707)の第42代天皇。父・草壁皇子、母・元明天皇で天武系の天皇。子に聖武天皇。

697年、祖母・持統天皇の譲位により15歳で即位する。持統天皇は太上天皇として文武を支える。

その後、刑部親王(天武天皇の皇子)・藤原不比等らにより日本初の本格的な法律「大宝律令」が完成し、その翌年にかけて施行された。

また、中断していた遣唐使を33年ぶりに復活させた。

飛鳥浄御原令をまもらせ、税の半分を3年間免除するなど善政を敷いたが、707年に25歳の若さで崩御。

中尾山古墳の場所は?

【住所】 奈良県高市郡明日香村大字平田(国営飛鳥歴史公園高松塚古墳周辺地区内)

【交通】 近鉄(近畿日本鉄道)吉野線 飛鳥駅から約徒歩15分